AGAのメカニズムと治療薬
AGAのメカニズム
YoutubeやAGAクリニックのWebサイト等で説明されていますが、
一応当サイトでも簡易的な説明をしておきます。
下図は脱毛のメカニズムを説明するために描いたイメージ図になります(下手ですみません)。
脱毛のメカニズムは、下記1~4と考えられています。
- 血中にはテストステロン(男性ホルモン)が循環している
- 毛乳頭にはⅡ型5αリダクターザ、皮脂腺にはⅠ型5αリダクターザが存在する(図では毛乳頭のみ)
- テストステロンと5αリダクターゼが結合してDHTが生成される
- DHTとレセプタが結合すると、脱毛シグナルが発生する
AGAが遺伝によるものと言われる所以は、上記の2と4の部分となります。つまり、
・5αリダクターザが多い
・レセプターの感受性が高くなりやすい
ということです。2つ目については多くのサイトで感受性が高いという表現となってますが、
m-hairは敢えて表現を変えています。
それはなぜかと言うと、
テストステロンの分泌量は20歳でピークとなり、その後だんだん減少していきますから
DHTの生成量も20歳がピークとなるはずです。
もし、遺伝によりレセプターの感受性が生まれつき高いなら20前後から
脱毛が始まるはずですが、実際には20代後半や30歳ぐらいから脱毛が始まる人もかなりいます。
このことからも、遺伝的に禿げやすい人はレセプターの感受性が高いと言うよりは、
レセプターの突然変異が起こりやすいのだと思います。
あくまでm-hairの個人的解釈になります。
この部分をどのように解釈したとしても結局やることは同じなので、あまりこだわる必要はないのですが。。。
AGAの治療薬
脱毛のメカニズムは上記で説明した通りです(現在では、そのように考えられてます)。
AGAを防止するためには、1~4のステップのどこかをブロックすれば良い訳です。
大項目 | 小項目 | 手段、薬 |
---|---|---|
DHTの分泌量を下げる | テストステロン値を下げる | 女性ホルモンを打つ |
5αリダクターゼの分泌量を抑える | なし(分泌量はによる) | |
5αリダクターゼの働きを抑える(Ⅰ型/Ⅱ型がある) | プロペシア(Ⅱ型) デュタステリド(Ⅰ/Ⅱ型) |
|
レセプタの感度を下げる | - | なし(遺伝による?) |
血流を増加する | - | ミノキシジル |
*)女性ホルモンを打つのはリスク大(体の女性化、ホルモンバランス崩す等) *)レセプタとの結合をブロックするRU58841というものもあります。 *)ミノキシジルは発毛を促すものになります。 |